2007年7月23日月曜日

今日の1冊。

ウェブ進化論を読んでからずっと読んでみたかった本。ようやく書店で手に入れた。
梅田望夫と平野啓一郎の対談で、ウェブによって人間がどう変容していくかを見つけだそうとしている。
平野さんは「日蝕」という本を昔読んだことがあり知っていた。その当時はかなり背伸びをして読んだのを思い出す。印象としては、もう少し簡単な言葉を使っても同じ内容を伝えられるのではないか?という物だった。その印象はこの本によって少し変わった。

内容は期待に違わず、今の自分にあったものだった。
第1章 ウェブ世界で生きる
Web1.0と2.0の違いがあいまいだった物が、自分の中で非常に明快に理解された。
Web1.0 物理的な距離を縮めるといったネットによって利便性を追求した時代
Web2.0 ネットによって人間の思考・行動、世界のあり方が変わり始めている時代
何かがものすごいスピードで変わり始めていると感じたから、自分はこういう本を読むようになったのかもしれない。
この中で本は本はなくなるのか、なくならないのか。ということが議論されているがその部分は面白い。自分は平野さんと同じで近い将来なくなっていくものと思っていたからだ。
本は作者の考えが構造化されているからわかりやすく、本というメディアを必要とする人は簡単にはなくなっていかない、とある。確かに今の自分もネットに関わる時間が多くなってきたけれど、本は相変わらず読む。それは小さい頃からの習慣が関係しているのかもしれないが。

第2章 匿名社会のサバイバル術
この中でネットでブログをやっている人が5種類に分けられるとある。
1 リアル社会との間に断絶がなくて、ブログは実名。ブログの中で有益な情報交換が他者と行われている人。
2 リアル社会では十分に発揮できない自分の多様な一面が、ネット社会で表現されている場合。
3 1種の日記をつけている人。日々の記録をつけていくという感じで、実際はあまり人に公開する意識がない人
4 リアル社会で抑圧されていて、本音を吐露できる唯一の場所としてネットをとらえている人
5 ネットとリアルで人格が切り離されている人
自分は3にあてはまる。自分を変えていきたいんだけれども、公開をする勇気がない。公開をしていくことで本当に何か変わっていくのだろうか、何か変なことを言われる(書かれる)んじゃないかという恐れがあるからだ。じゃあなぜブログを書くのか、それは自分が毎日何かをしているという確認をしたいからだ。なんか書いてみるとヘタレだな、自分。

第4章 本、iPod、グーグル、そしてユーチューブ
ここのところは、ウェブ進化論でも書かれたようなことが書かれていた。本気で世界を変えようとする人間はoptminismにあふれており、一種の狂気を備えている人らしい。

第5章 人間はどのように「進化」するのか
この中は梅田さんの次の一言に集約される。「付き合いたくない人とは付き合わないということを最優先事項にして生きようと明示的に決めました。」
人間はネットが発達することによって島宇宙化していく。ようするに好きなものどうしが集まって、時間・距離関係なくコミュニティを形成していくということだ。嫌いな物は嫌い、好きな物は好き。なんかそんな生き方子どもではないか、と思うけれども。
そして情報の量が質へと変わる。ネットにあふれる情報は質の良いものになっていき、ネットの中で勉強しようと頑張る人はどれだけでも成長できるような世の中になってきているということだ。

日々勉強。今はたくさんの情報と出会い、そして人と出会うことで自分を形成していく時期なのだと考えがポジティブに変わった。

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